【トイレ介助のお助けグッズ】プライバシーを大切に信頼される排便介助をしよう

みなさんこんにちは!今回は、「排便介助のコツ」について使用状況と照らし合わせながらご紹介します。 自尊心を大切にしてあげることで、スムーズなトイレ介助に繋がります。

この記事ではこんなお悩みを解決します!

✔︎排泄に失敗することが多くなった
✔︎トイレ介助をしたいのに、なかなか受け入れてもらえない
✔︎トイレ介助でも色々グッズがあって、どの状況でグッズを使えばいいのか分からない

※今回紹介する記事では商品レビューチェックを行なっています!サクラが多くいる商品などは紹介していません。

この記事を監修して頂いた方
みきさん

介護福祉士7年目。グループホームで4年勤務した後、ユニット型特別養護老人ホームに移動。日々ツイッターで介護のノウハウを発信中

トイレ介助に対する抵抗感

トイレに間に合わないことで起こる排泄の失敗は、本人にとっては大きくショックを感じる出来事です。また、トイレはプライベートな行為であるため、誰かの手を借りることには非常に抵抗感が伴います。

トイレ介助を頼むことはすごく勇気のいることであることを理解しましょう。

しかし、サポートは大切です。

トイレの失敗をすることで、飲食を控えたり、外出しなくなったりする高齢者が多く、精神的にも身体的にも悪影響があります。

被介護者自身のためにも、介護者のためにもトイレ介助のコツを掴んで快適な介護生活にしましょう。

トイレで排泄するときのコツ

1. 前傾姿勢をとってもらう

便座に座った状態で身体が前かがみになると、便が出やすくなります。

座位が不安定な方には、手すりがあると良いでしょう。前方に取り付ける手すりで、前傾姿勢が取りやすくなります。

また、足の裏は床にしっかり接地しましょう。踵が浮く場合は足台を使いましょう。

手すり

壁に手すりを取り付ける必要がないため、便器に合わせて手すりを取り付けることができます。

特徴

・高さ調節

調節つまみで簡単に25ミリごとに6段階調節できます。これにより、トイレの形状・被介護者の体格に合わせてご使用いただけます。

・しっかりとした安定感

両面テープで固定でき、フラットなストッパーで安定感が抜群です。

この商品を購入した人のレビュー

組み立ても簡単にでき、安定感があるので、立ち上がりが楽になった母が喜んでいます。

賃貸の家でも工事不要だったので、すぐ取り付けられました!

足台

足台があることで、排せつのときに必要な「力み」を必要としないスムーズな排せつができるようになります。

特徴

・どんな洋式トイレにもぴったりフィット

洋式トイレに置くだけで簡単に使えます。底面には滑り止めのゴムクッションが搭載されています。

・力みが必要ない姿勢をとれる

前かがみになることで腸や肛門に負担がかかりにくい姿勢がとれます。

この商品を購入した人のレビュー

コンパクトで邪魔にならないので便利です。

軽くて持ち運びやすく、使わないときもトイレにぴったりつけ、邪魔になりません!

2. プライバシーを尊重する

ポータブルトイレを利用する場合には、カーテンやついたてでトイレ空間を作りましょう。座位が安定している場合は、「カーテンの向こうで待ってるから、終わったら声をかけてね」と言い、外に出ます。

トイレを利用する場合には、ドアの外で待ちましょう。

時間がかかっている場合には、「何かできることある?」と声をかけましょう。また、近くで見ている必要がある場合には、タオルをかけるなどしてプライバシーに配慮しましょう。

排泄後の合図を作って、中に入るようにするとスムーズです。

カーテンついたて

特徴

・プライベートスクリーン

必要な部分はしっかり隠す2面タイプの「プライベートスクリーン」。プライベートなスペースを手軽にカバーできます。

・サイドテーブル付き

ティッシュなど小物を置くのに便利なサイドテーブル付きです。また、テーブルはお好みの面に取り付け可能です。

この商品を購入した人のレビュー

ポータブルトイレを利用するときに目隠しとして利用しています。

部屋の中にあっても違和感がなく、優れものです!

3. できるだけ本人にお尻を拭いてもらう

自分で拭けない場合には、手すりにつかまって前かがみになってもらいましょう。そうすることで、前から後ろに向かって拭きやすくなります。必要に応じて陰部も洗浄します。

4. 排泄物を確認

健康状態は便に出ると言われるように、便で健康状態をさりげなく観察しましょう。また、お尻や陰部などの皮膚の状態も、さりげなく観察することで床ずれなどを防ぐことができます。

声をかける

排泄後には「体調が良さそうだね」「スッキリしたね」など声がけをしましょう。もし失敗しても、「大丈夫、すぐキレイにするね」と声をかけ、手早く後始末します。

トイレを失敗しないコツ

寝室からトイレまでの移動をスムーズにすることで、尿意を感じてからトイレに行きやすくなります。

手すり

寝室からトイレまでの道に手すりを取り付けると良いでしょう。歩行が安定しない方でも、手すりに頼りながら歩くことができます。

開き戸から引き戸にする

開き戸の場合、戸を開いてる途中で失敗する可能性があります。また、力が必要になります。引き戸ですと、軽い力で横にスライドするだけなので、簡単にトイレに入れるでしょう。

ドアを開けたままにする

トイレ中はドアは閉めて、トイレ後にドアを開けたままにするのも良いでしょう。工事が必要なく、簡単に改善しやすいです。

着脱しやすい衣服

トイレ内に入ることはできても、脱ぐことに時間がかかり失敗することがあります。視力も手の力も弱くなっているので、着脱しやすい衣服ですと、失敗しにくくなります。

特徴

・おしりに引っかかりにくい

ゴム部分が表裏ともに滑る生地なので巻き込まず、一人で履きやすいです。

・ゆったりめのウエストゴムで引き上げやすい

ウエストゴムが大きめに設定してあるので手の力が弱い人でも着脱しやすいです。

この商品を購入した人のレビュー

オシャレ着でもありながら、スルッと履けるそうでとても良いです。

ウエストゴムの部分の色が違うので、目の悪い父が自分で引っ張り上げるときに分かりやすいと喜んでいました。

補高便座

ひざに痛みなどがあり、トイレに深く腰掛けることが難しい方にオススメです。座面を高くすることで立ち上がりが楽に行えます。

特徴

・取り付け、取り外しが簡単

取り付けはワンタッチ式なので簡単に行えます。また、L型固定具で調節できるので、しっかりと固定できます。

・ゆったりめのウエストゴムで引き上げやすい

ウエストゴムが大きめに設定してあるので手の力が弱い人でも着脱しやすいです。

この商品を購入した人のレビュー

座骨神経痛の母のために購入しました。トイレが苦痛でなくなったと喜んでもらえました。

膝関節痛のためトイレの立ち上がりに苦労していました。母は「有ると無いとでは大違い」と言っていました。

信頼関係でトイレ介助が変わる!

トイレ介助は、介護者と被介護者間の信頼関係で介助できる範囲が広がります。

関係性を築くヒント

自尊心を保てる言葉や態度

家族どうしであっても、プライバシーが関わるトイレの介助は、言葉や態度に気を付ける必要があります。

介助は、できるだけ被介護者自身が行えるように最小限の援助を心がけましょう

プライバシーを守る行為に協力する姿勢を見せることで介助拒否もなくなります。

「ちょっと足を支えてほしい」や「ちょっと手を貸してほしい」など被介護者から頼まれたことに協力するようにすることで、本人の尊厳が保たれるでしょう。

また、排泄物の量や臭いに関する話題は避けましょう。介助中は、普段通りの楽しい会話を心がけることで、被介護者も安心して排泄できます。

受け入れてもらえるまで見守る

介助にも受け入れてもらいやすい段階があります

まずはトイレまでの誘導を介助する。次に便座に腰を下ろすまでの準備までを手伝ったら、トイレのドアを閉めて外で待つ。

このように見守り介助をすることで、被介護者に「困ったときに助けてもらえる」という意識が生まれます。次第に本人からちょっと困っていることや手伝ってほしいことを言ってくれるようになるでしょう。

無理強いをせず、見守りながら介助をしていきましょう。

まとめ

トイレ介助は、介護者にとっても困惑することですが、被介護者にとってもなかなか難しい問題です。見守り介助で、信頼関係を築きましょう。排泄が行いやすくなる手すりや足台を利用することや、プライバシーを守るためのカーテンやついたてを利用するなどの工夫があります。色々なグッズを利用することで、快適な介護生活を送りましょう。

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執筆者
紺野真琴

祖母と2人暮らしのアラサーです。
終活ガイド資格保有 | 介護士
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