【科学的に考える】脳トレの効果を論文から「あなた」にあったトレーニングを選びましょう

みなさんこんにちは!今回は、「認知症に脳トレは本当に効果的か」についてご紹介します。

なんとなく、脳トレは認知症患者に効果的なんじゃないかと考えていますか?たくさん本などありますが、そもそもどんな論文が出されているか知っていますか?実は認知能力にはいくつか種類がありそれぞれに特化した認知力向上トレーニングがあります。いくつか論文があるので、科学的に考え理解していきましょう。(安心してください。僕も論文で詳細を調べるまで詳細は知らなかったので🌱)

✔︎脳トレの効果はなんとなく知っている気がしてる。
✔︎色々な脳トレがあるけど何を選べばいいかわからない。

この記事を監修して頂いた方
みきさん

介護福祉士7年目。グループホームで4年勤務した後、ユニット型特別養護老人ホームに移動。日々ツイッターで介護のノウハウを発信中

man sight on white microscope

認知症とは?

厚生労働省は認知症を下記のように定義されています。

認知症とは、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。
アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。次いで多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。

厚生労働省:みんなのメンタルヘルス

実は、認知症を完全に予防する方法は解明されていません。特に患者数が多いアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症は治療法が確立されておらず完治は難しいと言われています。

しかも2025年には、高齢者約700万人が(5人に1人)認知症になると言われています。

よくある物忘れとの違い

よく疑問に思う人もいるのですが、加齢による物忘れ認知症による物忘れがあります。

加齢による物忘れ認知症による物忘れ
体験したこと一部を忘れる(朝食の一部)食べたことを忘れる
学習能力維持されている新しいことを覚えられない
物忘れの自覚あるなくなる
探し物に対して努力して自分で見つけれるいつも探している
日常生活への支障基本的にないある
症状の進行極めて徐々にしか進行しない進行していく
加齢による物忘れと認知症による物忘れの違い

認知機能は複数ある

脳トレにも色々な種類がありますが、その理由は下記のようにさまざまな種類の認知機能があるからです。

記憶力:物事を覚えておく力
言語能力:物事を理解し、伝える力
判断力:物事を決定する力
計算力:数字を理解し計算する力
遂行力:成し遂げるために使う力

認知機能の種類

  

実際の効果

イギリス・エクセター大学の研究


論文のタイトル:PROTECT receives funding from the Wellcome Trust, the JP Moulton Foundation, and Alzheimer’s Society. Partners include South London and Maudsley NHS Foundation Trust, the Royal Devon & Exeter NHS Foundation Trust and Devon Partnership Trust.
日本語訳:50歳以上の成人を対象とした大規模オンラインサンプルにおける数字パズルの使用頻度と認知機能との関係」高齢者の大規模オンラインサンプルにおける単語パズルの使用頻度と認知機能との関係のオンライン調査


結論
エクセター大学とキングス・カレッジ・ロンドンが19,000人以上の参加者を対象に行った研究によると、50歳以上の成人がクロスワードや数独などのパズルを定期的にプレイするほど、脳の機能が向上することがわかりました。

“We’ve found that the more regularly people engage with puzzles such as crosswords and Sudoku, the sharper their performance is across a range of tasks assessing memory, attention and reasoning. The improvements are particularly clear in the speed and accuracy of their performance. In some areas the improvement was quite dramatic – on measures of problem-solving, people who regularly do these puzzles performed equivalent to an average of eight years younger compared to those who don’t. We can’t say that playing these puzzles necessarily reduces the risk of dementia in later life but this research supports previous findings that indicate regular use of word and number puzzles helps keep our brains working better for longer.”

The relationship between the frequency of number‐puzzle use and baseline cognitive function in a large online sample of adults aged 50 and over

日本語訳

クロスワードや数独などのパズルに定期的に取り組めば取り組むほど、記憶力、注意力、推理力などのさまざまな物事において、より良いパフォーマンスが得られることがわかりました。クロスワードや数独などのパズルに定期的に取り組むことで、記憶力や注意力、推理力などの様々なタスクにおいて、パフォーマンスが向上することがわかりました。いくつかの分野では、非常に劇的な改善が見られました。問題解決能力の評価では、パズルを定期的にやっている人は、やっていない人に比べて平均8歳若返ったことに相当します。今回の研究は、言葉や数字のパズルを定期的に行うことで、脳をより長く働かせることができる。

これより、脳トレの中でもクロスワードや数独というのは効果的に認知症予防に効くことがわかりましたね。

老年期認知症研究会誌vol.22

論文のタイトル:Brain activites for the prevention of dementia
日本語訳:認知症予防のための脳活動

結論

合計10時間の認知トレーニングを3回にわたってすることが対象とする状態に比べ有意な効果をもたらすか否かを検証するものである。その評価内容は2つに分けられる。まず神経心理学的なテストに関わるものでありもう一方は道具的ADLなど現実的世界の活動性を評価するものである 2800名以上の参加されたり参加者は65歳以上とされ平均年齢は74歳だった。 開始から2年後5年後そして10年後にわたる評価項目が検査された結果概要としてはかなり一環した方が示された。ます訓練した内容については改善が得られた。しかし訓練していない領域に対してはほぼ効果がなかった。特筆すべきはこのグループの参加者では他のグループと異なり10年ん追跡期間において効果が持続していた

認知症予防のための脳活動


訓練した領域においては改善が得られる。比較的類似した認知領域については、効果は定かではない。そして全く種類の異なる認知領域や道具的ADLなど日常的な知的機能に対する効果はなさそうである。

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まとめ

今回は一つ一つのボリュームが多いので、2つの論文を紹介させていただきました。なんとなく脳トレというだけで効果があると思いがちですが、今回の論文からわかるようにトレーニングをするにあたってもできる限りバランス良くさまざまな種類を試す必要がありますね。

また資格を取得する過程で論文を勉強する機会もあるので、ぜひ確認してみてください。
認知症の介護に役立つ資格『体系的に学ぶ方法』実務経験がなくても受験できる資格一覧

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執筆者
紺野真琴

祖母と2人暮らしのアラサーです。
終活ガイド資格保有 | 介護士
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