【介護用箸・スプーン】食べ物をこぼすようになったら?箸とスプーンを使う目安とポイントからおススメ商品を解説!
みなさん、こんにちは!
今回は、日々の生活に欠かせない食事での困りごとである、「食べこぼし」問題の解決策をご紹介します!食べこぼしは何を使うかで簡単に防げます。
こんな悩みを持っている方におすすめです。
✔︎食べこぼしが多くなったけど何を買えば良いかわからない
✔︎箸とスプーン、どっちを使うのが良いのかわからない
✔︎母に合った箸やスプーンを見つけたい
※今回紹介する記事では商品レビューチェックがされています。サクラが多くいる商品などは紹介していません。
お箸を使うのか、スプーンを使うのか
まず初めに食べこぼしには4つのタイミングがあり、どのタイミングでこぼすかによって、お箸を使うのかスプーンを使うのかが変わります。
- 口まで運ぶ間にこぼしてしまう(摂食時)
- 口に入れるときにこぼしてしまう(捕食時)
- 口に入ってから咀嚼している間にこぼす(咀嚼時)
- 飲み込んだ瞬間にとびでてきてこぼしてしまう(嚥下時)
お箸を使う目安
口まで運ぶ間にこぼしてしまう
病気や高齢になることでお箸を持つために必要な人差し指と親指で挟む力(把持力)が弱くなります。
また歳を取ることで、肌の水分量が減り、乾燥した手で持つため物を落としやすくなります。
ピンセットタイプや、両方の手で使えるものなど色々なタイプがあります。
スプーンを使う目安
口に入れるときにこぼしてしまう
口に入ってから咀嚼している間にこぼす
飲み込んだ瞬間にとびでてきてこぼしてしまう
首や身体が曲げづらく、口までスプーンやフォークが届きにくい
口が開けにくい
手首が曲げられなくなったりで、お箸が使いづらくなった
ハンドルが曲げられるものや、口当たりが優しいものなどあります。
ここで気を付けて頂きたいのが、こういったことが原因で食が進まなくなることです。
何よりも楽しみながら食事を行えるように被介護者の状況を考えながら、一番合うものを選んでください。
オススメのお箸とポイント
高齢者はスプーンやフォークよりお箸を使うことを好むでしょう。
これは今まで当たり前にできていることが継続してできることは精神的な自信にも繋がりやすいからです。
例えば、はさむ力を補助する軽いバネが付いた箸ですと、挟みやすいだけでなく箸を落としにくい点も使いやすい工夫がされています。
軽い力で使えるピンセットタイプ
これは、親指をのせる突起や、人差し指・中指をのせるひれ状の突起があり、手に馴染みやすく、握りやすい形状になっています。
使い方は、指を押し付けるように力を入れると閉じ、力を抜くとバネの動きで自然に箸が開きます。
これを使うことで、指の力や握る力が弱い方、関節の動きが制限されている方、協調的な動作が困難な方でも、指の動きだけで簡単に摘まむ動作が可能になります。
箸遣いが楽になったので、食も進み食べる楽しさが戻ってたようで安心しました。
軽くてリハビリに良かったです。
左右両方の手で使えるタイプ
左右どちらの手で、どんな風に握っても箸の先が合うので、利き手でなくても使いやすいです。
握りやすさを追求した洗練されたフォルムで細かい動きが出来なくなった手でも使えます。
箸の助を使用してから食事の幅が広がりました。
利き腕ではない左手でもしっかり挟める構造に、骨折をしてからお魚等を遠慮して食べなくなった母がお刺身をつまんで口に運ぶ姿を見て、とても安堵いたしました。
食器洗浄機が使えるタイプ
介護者にとっても扱いやすいと普段の生活で便利です。また、滑り止め加工がされているので被介護者にとっても持ちやすくなるでしょう。
以前、使用していた塗のお箸はツルツルでつかみずらかったのですがこれは、つかみやすいです。
色合い、デザイン、使い心地 全部気に入っています!
食洗機に入れていますが大活躍してくれています。
おすすめのスプーンとポイント
箸が使いづらくなるとスプーンは非常に便利です。
すくう部分が浅い物は途中で落としやすく、深いものは口に入れても全てをしっかり取りきるのが難しいですよね。柔らかさ、口まで運ぶときに落とさないか、きれいに食べられるかという点で大きさや深さを決めると良いでしょう。
首が曲げられる介護スプーン
スプーンの角度が浅くて食べ物をこぼしやすかったり、食事補助の時にスプーンの角度で困ったこともあるのではないでしょうか。
首が曲げられるスプーンであれば、自分の持ちやすい角度に調節できるので、食事の時のイライラが減るでしょう。
曲げたい方向に曲がってそのままの形で使えるので、使い勝手が良く重宝しています。
スポンジのみでも売っていて、母も気に入っていたのでスポンジを買い足しました。
口当たりが柔らかいスプーン
介護用のスプーンの種類は豊富ですが、どれも柔らかすぎると感じていませんか。
これは食事の際に、うまくタイミングが合わずスプーンが思ったよりも口の奥に行ってしまったり、口を傷つけてしまったりすることもあるからです。
そんなときのために、シリコン製のスプーンを使いましょう。口当たりが優しいため、口を傷つけずに食事をすることができます。
口に運ぶときにやさしくあたっても痛みがなさそうです。
手が不自由な高齢な母でもなんとか使えます。
ホルダー付き手首スプリント
手指に力の入らない方向けのスプーンやフォークを持つための補助具です。手の平のベルト(親指側)にはスプーンなどを差し込むポケットがあります。
手の指や手首がうまく動かない方でも、肘や肩を動かすことが可能であれば、自分で食べられるのでお勧めです。
病院で勧められて購入しました。
母も自分で食べられるようになって喜んでいます。
お箸・スプーン以外に気を付けたいポイント
座っている位置とテーブルが離れすぎていたり、高さが違い過ぎたりしていることで口まで物を運びづらいこともあります。一度確認してみましょう。
見落としがちなのが、食べている時の姿勢です。
前かがみのまま食べていると、口から食べ物がこぼれやすくなります。正しい姿勢をしているか確認してみると良いでしょう。
逆に顎があがっていると、飲み込みがしづらくなります。必ず顎を引いて食べましょう。
- 深く腰をかけた状態
- テーブルと身体の間は握りこぶし1個分程度離す
- テーブルの高さはひじをテーブルに置いたときに、上腕と前腕が直角になる高さ
- 頭・膝・腰を結ぶ線が直角三角形になるように座る
また、食べ物の形状や大きさでも食べやすさは上がります。
スプーンですくいやすいようにとろみをつけたり、一口大にまとめたりすることもオススメです。
介護者側から口を閉じるように声がけをしたり、被介護者が自分の指で唇を閉じたり、介護者が唇に手を添えるなどして、口を閉じてから飲み込んでもらいましょう。そういったことで、飲み込んだ瞬間に物が飛び出てこぼすことも少なくなるでしょう。
まとめ
一口に食べこぼしと言っても、食べこぼすタイミング、食器、姿勢など色々な要因があります。食べやすさは被介護者の食の楽しみになり、介護者の掃除の手間を省くことにもなります。ぜひ被介護者の状況を今一度確認して適切な箸やスプーンを使って楽しい食事にしましょう。
【参考文献】
「もしもの時」のために
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