【直感、経験に頼らない!】IoT技術を使って精神的ストレスを減らし在宅介護を楽にしよう!

みなさん、こんにちは。テクノロジーが急速に発展する現代では、介護生活にも変化がみられます。今回は、日頃の介護生活がもっと楽になる最新のテクノロジーを使用した介護アイテムをご紹介します!

この記事を監修して頂いた方
みきさん

介護福祉士7年目。グループホームで4年勤務した後、ユニット型特別養護老人ホームに移動。日々ツイッターで介護のノウハウを発信中

介護業界はIT活用が遅れている

介護業界では、どれくらいIT化が進んでいるのでしょうか?介護業界ではITの活用が他業界に比べて遅れています。総務省の調査をご紹介します。下のグラフでは、「保健・医療・福祉業界」のICTの活用率・効果は全ての業界で最低であることを示しています。※グラフの左下に「保健・医療・福祉業界」があります。

介護業界のIT活用

介護業界では、ITの導入も進んでいませんし、ITの活用もできていないわけです。介護業界では人手不足が深刻です。労働力が足りない中で需要を補うには、一人当たりの生産性を高めることが有効です。生産性を上げるためにはITの活用が必要不可欠です。

介護現場でのIoT活用

そもそもIoTとは?

IoTとは、以下のことです。

モノのインターネット(物のインターネット、: Internet of Things; IoT)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによるデジタル社会(クロステック)の実現を指す。現在の市場価値は800億ドルと予測されている。経済産業省が推進するコネクテッドインダストリーズやソサエティー5.0との関連でも注目を集めている。近年ではIoTに次ぐ技術として、ヒトのインターネット(Internet of Human; IoH = ヒトがインターネットと繋がる)、能力のインターネット化であるIoA (Internet of Ability) が言われている。

モノのインターネットの主要なテーマは、短距離のモバイルトランシーバーをさまざまなガジェットや日常のアイテムに埋め込むことで、人とモノの間、およびモノ同士の間の新しい形の通信を可能にすることである。

wikipedia

つまり、多くのモノとインターネットに繋がって形成される仕組みや社会のことです。このIoTを活用して在宅介護の負担を減らせるアイテムをご紹介します。

IoTを活用した在宅介護での便利アイテム

介護業界全体でITの導入が遅れているので、当然、在宅介護でのIT活用やIoT導入も遅れていると考えられます。特に近年は老老介護や認認介護という言葉があるくらい高齢者が「介護をする側」であることも珍しくありません。一般的に、IT活用は高齢者にとって簡単ではないです。(※老老介護や認認介護の詳しい記事はこちらです。)

ここでは、使用方法が比較的簡単なアイテムを厳選します。

見守り系

介護者が家を離れていても、スマホを通して、外出先から被介護者とメッセージのやりとりが可能です。専用アプリで家庭内のセンサーの情報を取得することができるので、被介護者の安否確認もできます。

例えば、ドアの開閉をスマホで確認できるので、介護者の帰宅を確認できます。スマホから送ったメッセージがデバイスから再生させるため、スマホの操作ができない被介護者とも離れていてもコミュニケーションをとることが出来ます。

例えば、このような商品があります。

コミュニケーションロボット

次は「コミュニケーションロボット」です。在宅介護に限った話ではないですが、被介護者は外部の人との関わりが少なくなってしまう傾向があります。コミュニケーションロボットは、被介護者とコミュニケーションをしてくれます。被介護者からの言葉や問いかけに対して、応答をしてくれます。

コミュニケーションロボットとしてはこちらの商品がオススメです。赤ちゃんを介護する気分になります。

ベッド落ちないかを見てくれる

被介護者がベッドから起き上がり転倒して怪我をしてしまうことがあります。このアイテムは被介護者が離床をしているかどうかがわかるセンサーになります。センサーにはいくつか種類があります。詳しくはこちらの「離床センサーは、大きく分けて6種類!」をご覧ください。

このセンサーは被介護者が、起き上がったりベッドから降りようとすると離れた介護者に知らせてくれます。介護施設向けの商品が多いですが、以下の商品は在宅介護向けの商品です。センサーと受信機がセットになっているのでこれだけで、すぐに利用することが可能です。

まとめ

今回はIoTをはじめとしたITを活用した在宅介護向けのアイテムをご紹介させて頂きました。これからもテクノロジーを活用したさまざまな介護グッズが誕生してくると思われます。是非、あなたの介護生活に導入してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

IOT,在宅介護

Posted by 紺野真琴